団体旅行を先導して周りを自分好みに
社会学という学問があります。これは人間という集団コミュニティーに属している人間がどのようにそこで生きていくべきなのか、また、それぞれの個々人にはどのような役割が与えられ、どのように動き、そもそもその役割の決定基準は何なのかということについて研究しているものです。その特性として、固定的ではなく不安定で、あっさりと変化することが挙げられます。思想史的にいうならば「時代を把握するコンセプトの創造」を目的とした学問です。代表的な社会学者として、ドイツのマックス・ウェーバーが挙げられます。彼が執筆した「支配の社会学」は、社会における支配形態を「合法的支配」「伝統的支配」「カリスマ的支配」の三類系にわけることができるとしていて、今回は特に「合法的支配」に注目します。これが支配する社会は人民に対して法規を尊守することを要請することによって、支配と服従関係を成り立たせるというものです。これに沿って考えると、支配者が人員に対して下した命令は法規に従っているために有効となる、と、なります。つまり、団体旅行を先導して行うことで主導権を確保し、そのプラン作成の過程で法規を自ら決めることができるのです。支配というと聞こえが悪いですが、団体をコントロールするということは重要なことです。あなたの手でトラブルを避け、ついでに自分好みにカスタマイズしていきましょう。